2008年7月17日 (木)

金魚のうた

突然の辛い知らせだった。

言葉が出てこなかった。その事実をどう受け止めたらいいのかわからなかった。神様は、何をお試しなされようとしているのか。

清志郎さんの腰にガンが見つかった、というニュース。その日はずっと重苦しい気分に包まれた。

深夜、「トップ・ランナー」(NHK)という番組の再放送で椎名林檎さんを観た。彼女のたたずまいがその日の気持ちに釣り合っていた。

眠りに落ちてゆく前。横に寝ていた三歳の息子が僕の頭をもみくちゃにしながら、覚えたての「金魚のうた」を歌った。

♪あかいべべ着た かわいい金魚~

なんだか少し助かった気がした。

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2008年7月 8日 (火)

やっぱり地味変♪忌野清志郎

きょう清志郎さんが「徹子の部屋」に出るというので、しっかり観たんだけど・・

「観たんだけど・・ 」と二の句がつげない内容でした(笑)

ど派手なステージ衣装とメイクで借りてきた猫のようにおとなしくしている清志郎さんに、吹き出しそうになりました。

ほとんど会話が弾まないトーク番組。しかも相手は黒柳徹子さん。珍しいものを観させていただきました。

ふたりの存在感だけで番組をもたせてしまうのだから、まさしく流石!と言うほかありませんね。

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2008年7月 6日 (日)

夕涼み会で踊る ~「おじさんの美質」とは

昨日午後、かみさん退院す。

午後七時頃、子どもたちと保育園の夕涼み会に行く。

園庭でいろいろと出しものがあり、最後に歌のお兄さん(おじさん)二人の「にこにこ楽団」が登場。歌のおじさんとギターのおじさん。

おじさん二人を囲むかたちで最前列の右端で見ていた。歌のおじさんは笑福亭笑瓶に似ているなあ、なんて思いながら腕組みをして。

あそこに俺のことを笑瓶に似ているなフフフと思いながら腕組みをして、おまけに髭なんか生やして見ているヤツがいるぞ!とでも見透かされたのだろうか(笑)

おれは彼に指名されひっぱりだされてしまった。もうこうなれば、ハニカマズ、はじけるに限る。振られた役柄に瞬時に対応するのを自家薬籠中のものとするのも「おじさんの美質」であろう(笑)

いやあ、無邪気な子供たちの前で歌のおじさんとともに手をつなぎ踊るのって気持ちいいなあ。

子供たちよ、衒うことなく笑い踊れる人に育ってくれよ・・ と願う七夕イヴイヴの夜であった。

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2008年7月 5日 (土)

将棋名人戦七番勝負回顧

こういう番組はできれば深夜にやってほしいんだけど。主夫としては。

谷川九段と渡辺竜王の解説で、森内vs羽生 の名人戦をふりかえります。

このあとすぐ!

http://www.nhk.or.jp/goshogi/special/index.html

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2008年7月 2日 (水)

いんたーぷれい8 49周年ふたたび(祝笑)

昨日。ひさしぶりに、「いんたーぷれい8(はち)」に出かける。

はちママのランチが目当てだったんだが、着いたのが2時10分過ぎ。地下のお店への階段の下り口のところでちょうどお父さんがランチ・タイムの看板を仕舞うところだった。壁に8月8日 山下洋輔ライヴの貼り紙。これこれ。

遠慮して、ティー・タイム(午後3時~4時)におじゃますることにする。近くのそば屋「権兵衛」で日替わりをたのむ。親子丼と蕎麦。おいしかった。

3時過ぎに8(はち)へ。

扉を開けるとカウンターの向こうにお父さん。ん・・どうもそのお顔にはピンとくるものがある。はちママはカウンターで男の客とおしゃべりの最中。

テーブル席に腰掛ける。ママがオーダーを聞きに来てくれた。お水とおしぼりを置くなり、「ああ、あの時の!」と去年来た時の、甚平姿のなりとともにおれを覚えていてくれた。アイス・コーヒーをたのむ。

そして山下洋輔さんのチケットも。

「来年は50周年だから、ホテルで洋輔さんのライヴと二次会は誕生パーティを考えてるの」

「ことしは49周年!?」

「そう、来年50周年」

(おれはてっきり今年が50周年だと思ってたんだがな。去年そんなふうに聞いた記憶があるんだが・・)

「ぜひ寄さしてもらうよ」

「招待状送るわ」

「うん!」

レスター・ヤング!

そうだ、お父さんはレスター・ヤングにどことなく似ていたのだった。

いつか冷やかしてやろうか。

それにしてもひと口に50周年って言ったって・・ 簡単じゃないよな。

おれの生まれる前からあったんだ。寧ろ、奇跡に近い。

プレ50th アニヴァーサリーを二度も祝える幸運よ。

聴いたことのない女性ヴォーカルがかかっていた。

しばらくは音のシャワーを浴びて、

此処に立て籠もろう。

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2008年6月30日 (月)

物凄いもののフタを開ける

(ご飲食中の方はお読みにならないように!)

午前中、流しに溜まった洗い物をせっせと片付けていると、視界の左端にどうもちらつくものがある。ひと段落して、左側のレンジ台に近づくと小型寸胴鍋の少しずれた蓋あたりで二匹の小蝿が軽やかに飛翔していた。

アレハタシカ、ヤクイッシュウカンマヘノ・・カレーデハ・・ハハハ ワスレテタ

おぞましい想像が背中を駆け上がった。

意を決して、蓋を取った。なかには想像と拮抗する凄いものがあった。

流しでの迎撃態勢をととのえ、寸胴の鍋に新鮮な水道水を盛大に注入。

・・と、鍋から「物凄いもの」が立ち上がり、とっさにおれはのけぞった。

吐き気をこらえ、すぐさま窓を開け放ち、換気扇を最強モードに。

しばらくの格闘のあと、「物凄いもの」は去った。

流しをきれいに洗い、「抜け殻」の寸胴鍋は濃いイ洗剤に浸け置くことに。

やれやれ、嵐は過ぎ去った。

「それだけのこと」だったけれど、そのあとずっと、何とも晴れやかで清清しい気分がおれを支配していた。

みなさん、特に独身者の方、ときどきは「物凄いもの」のフタを開けてみたり、

気にはなっているけれど、うっちゃって普段気にしないふりをしていることなどと

格闘してみるのもなかなか刺激があっていいですよ ・・と思った次第です。

たとえそれが「不都合な真実」であっても。

6月の終わりの空は、厚い雲のあいだからから晴れ間を覗かせはじめていた。

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2008年6月26日 (木)

突然、主夫になる

気がつくと、左腕に洗濯物を抱え、風呂の給湯スウィッチに右腕を伸ばしているおれがいた。

家事というのはなるほど際限がない。朝、子供たちを辛抱強く揺り起こし、少しでも朝食を摂らせ、学校に送り出し、保育園に送り届ける。やれやれとトーストを齧りコーヒーを飲む。洗濯物を回し、パソコンを叩いてしばらくボーっとながめるともうお昼前だ。

しばらくボーっとながめてそうだブログを書こうなんてようじゃホンモノじゃないんじゃないか(笑)洗濯機を回し、散かった部屋を片付け掃除機をあて、洗い物を済ませ、洗濯物を干しながら午前の部のクールダウンをし午後の段取りを考える・・そこでようやくコーヒーブレイク、というのが本物じゃあないか。そこまでやっちゃうと病み上がりつつあるおれはもうヘトヘトである。これを世の主夫(婦)たちは、なかば無意識の裡にこなすのであるなあ。シュフなんだものなあ。だからいちいちツカレナイんだろうなあ、あいだみつおみたくなってるばあいじゃないんだなあ・・

かみさんがチョーネンテン じゃなく・・チョーヘーソクできのう緊急入院した。

腸閉塞という恐ろしげな病名がついているが、じっさい怖いらしい。幸い、手術には及ばない重くないもののようでほっとしているが。お医者から説明を受けたが、女性はどうもおなかがデリケートに出来テイルらしい。

入院の知らせを受け、子供といっしょにタクシーで病院へ向かうあいだに、おれのふやけ気味のアタマが高速で回転をはじめた。

これからどうしよう。とりあえずこの子らの晩飯は・・ (笑)

ヒトは危機に臨んですぐさま臨戦態勢に移れるものらしい。

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2008年6月24日 (火)

消えた蛍 かじかの鳴く清流 あるいはロシアの10番に参りました!

かじかが鳴いている。でも、蛍は消えてしまった。

土曜日、蛍を見に行こうと出かける。河内長野、滝畑ダム上流に向かう。

だが、いくら進んでもいっこうに蛍は現れない。かわりに、かじか(蛙)の鳴く声を聴く。高野山から竜神温泉へ向かう途中の山道。その脇の美しい渓流を思い出す。木漏れ日のなかの清流。かじかが鳴いている。誰かがフライ・フィッシングをしている・・ こころ安らぐ光景。

5年程前には見られたんだがな、と思いつつ奥のキャンプ場に行き当たる。駐車場のおじさんに訊ねると、最近では見ないという。

ここも蛍の棲めない水辺になっちまったんだな。かじかの声を聴けただけ良しとしよう。

その日の深夜、EURO2008 オランダvsロシア 観戦。後半、オランダが同点に追いつき、延長戦に突入したのはいいが、明らかに「脚が止まった」。ロシアの10番に打ちのめされた。アイツはキレテイタ・・ 参りました!である。(ロッベンは見かけなかったが、どうしたというのか?)

家のなかを風邪がマワッテイル。鼻水が止まらない。

今朝は、茂木先生の講演を聴き、元気ハツラツだったんだがな・・

こーゆーのは一巡りしないと済まない。やれやれ。

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2008年6月21日 (土)

ひばり SINGS! ~「リンゴ追分」と「G線上のアリア」

昨夜、NHK-BS2にて特集「昭和の歌姫 美空ひばり」。4時間の放送だったようだが、「美の壺」(テーマは「銭湯」)が終わって、後半から観る。

ただ見惚れ、聴き惚れる。

それにしても、「リンゴ追分」は不思議なグルーヴを持った魅力的な曲だ。ずっと聴いていたくなる。1/f ゆらぎとはこれであろうか。僕がもし音楽プロデューサーであれば、この曲をサンプリングしてラップに仕立てるだろう。そんな話聞いたことがないのが、かえって不思議。みんな畏れ多くてできないのだろうか。やってくれよ(笑)

そういえば、「G線上のアリア」をサンプリングした“Everything's Gonna Be Alright”(by SWEETBOX)。これもずっと聴いていたくなる1/f ゆらぎをもつナンバーであろうか。

「リンゴ追分」と「G線上のアリア」との素敵な親和性。名曲はインスピレーションの泉である。

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2008年6月19日 (木)

カフェマニア!あのボギーでさえも・・ 紫煙礼賛 編 その2 「深夜のキッチン・スモーカー」から「荒野のロンサム・カウボーイ」へ

「すしオン・デマンド」

金沢の回転寿司事情を伝えるテレビ番組。回転寿司の一大消費地でもある金沢市は、回転寿司のあのベルトコンベア?の生産地としても高いシェアを誇る。その先進都市・金沢で考案されたという「究極の回転寿司」。

「究極の回転寿司」は、回転させない事である、という笑い話のような結論に達した。つまり、客からのオーダーを受け、注文の品を届ける時にだけ「回す」のである。実にムダのない回転寿司だ(笑)こどもには受けないだろうけどね・・

「深夜のキッチン・スモーカー」

家人が寝静まり、独り テーブルで煙草に火を点ける。ゆっくりと吸う。紫の煙のゆくえを見つめる。瞑想する。

愛煙家は沈黙の声にそっと耳を傾ける。

「夜のしじまの饒舌」を知っている。

人生の行間を読む人だ。

・・・

アメリカ 西部開拓時代、

煙草はロンサム・カウボーイのココロの友であった。

夜、狼の遠吠えを聞きながら、焚き火のそばで紙巻き煙草をつくる

マッチを擦りそっと火を点ける。深く吸う。

紫の煙のゆくえを見つめる。

瞑想する。

「沈黙は罪」

もちろん、

回転寿司屋で煙草はそぐわない。

「早く食うのだ」と、すしや赤だしやメロンが回る。

流れゆく寿司たちを眺めながら、瞑想する人もそうはいまい。

としまえん の例の「考える人」でも あるまいし。

かつて世間には、「間をもたせるための一服」というのがあった。

そこには沈黙が訪れるのを待って、という風情があった。

だが、現代においては、沈黙は罪 であり、

埋めるべきものとしてある。

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